マンション選びに大切な資産という視点から専門家が解説します。マンション選びに大切な資産という視点から専門家が解説します。

株式会社東京カンテイ名古屋支店 ゼネラルマネージャー 有馬 義之株式会社東京カンテイ名古屋支店 ゼネラルマネージャー 有馬 義之
有馬義之
1969年名古屋市千種区生まれ。大手ディベロッパーにて新築マンションの販売・企画に従事したのち1999年より現職。現在、法人営業部門の責任者を務める傍ら、不動産市況の調査・分析も担当。新聞、雑誌、ウェブサイトなどメディアへのコメント提供を行うほか、不動産協会・宅建協会・日本FP協会・JA・金融機関の研修会や各企業主催のセミナーなど、全国各地で年間に50回以上の不動産セミナーで講師を務める。

不動産アナリスト『有馬義之』氏が語る日本の中心へと変貌を遂げる超都心「名古屋駅」の実力 そして、高まる「住」ニーズの中で名古屋駅西エリアが秘める魅力を5つの視点で解説不動産アナリスト『有馬義之』氏が語る日本の中心へと変貌を遂げる超都心「名古屋駅」の実力 そして、高まる「住」ニーズの中で名古屋駅西エリアが秘める魅力を5つの視点で解説

  1. リニア開業や再開発により地価上昇を続ける「東京」「大阪」「名古屋」の三大都市圏。リニア開業や再開発により地価上昇を続ける「東京」「大阪」「名古屋」の三大都市圏。
  2. 三大都市圏の中で“価格的に手が届く”名古屋は全国の投資家から熱い注目を集める。三大都市圏の中で“価格的に手が届く”名古屋は全国の投資家から熱い注目を集める。
  3. リニア開発を機に再開発が盛り上がる“名古屋駅西”が最も将来性のあるエリア。リニア開発を機に再開発が盛り上がる“名古屋駅西”が最も将来性のあるエリア。
  4. 「都市移住」ニーズに応える駅西エリアの魅力をご存知ですか。「都市移住」ニーズに応える駅西エリアの魅力をご存知ですか。
  5. 「住む」だけでなく「資産」としての価値が大切なことをご存知ですか。「住む」だけでなく「資産」としての価値が大切なことをご存知ですか。

地価上昇の2極化が鮮明となり、三大都市圏の地価が急上昇。リニア開業を控える名古屋も、名駅・栄の再開発で地価が高騰中。地価上昇の2極化が鮮明となり、三大都市圏の地価が急上昇。リニア開業を控える名古屋も、名駅・栄の再開発で地価が高騰中。

リニア始発駅として進化を続ける品川エリア

三大都市圏の東京では、2020年に東京オリンピック・パラリンピックにあわせてJR高輪ゲートウェイ駅が開業する予定で、既にホテルやオフィスの建築もはじまっていますが、高輪ゲートウェイ駅は品川駅を一体とした再開発により、2027年のリニア中央新幹線の開通で東京駅を凌ぐターミナル駅となるべく進化しています。

リニア始発駅として進化を続ける品川エリア

品川駅前
品川駅前
大阪では、JR大阪駅北側のうめきた地区で再開発が進んでいる中、グランフロント大阪の竣工に続き、周辺では2024年の街開きを目指しホテルやオフィス、商業施設や分譲住宅などが建設されています。2025年大阪万博の開催も決定し、開発は急ピッチで進行中。

駅前開発とともに大きく生まれ変わるうめきたエリア

大阪では、JR大阪駅北側のうめきた地区で再開発が進んでいる中、グランフロント大阪の竣工に続き、周辺では2024年の街開きを目指しホテルやオフィス、商業施設や分譲住宅などが建設されています。2025年大阪万博の開催も決定し、開発は急ピッチで進行中。

インフラ整備や再開発事業等の進展による利便性と繁華性の向上や、外国人観光客をはじめとする国内外からの訪問客の増加を背景に、大都市圏の中心部では店舗、ホテル棟の進出意欲が旺盛で、これらの要因で都心部の地価は上昇しています。
うめきた地区
うめきた地区
名古屋駅周辺まちづくり構想(案)
名古屋駅周辺まちづくり構想(案)
(2014年9月名古屋市)
そしてリニア中央新幹線開通に向け、かつてない進化を遂げる名古屋駅周辺エリアでは続々と新ビルが完成し摩天楼化が進んでいます。名古屋市はまちづくりの基本方針などをまとめた「名古屋駅周辺まちづくり構想」を策定。「世界に冠たるスーパーターミナル・ナゴヤ」という目標を掲げ、名古屋の玄関口に相応しい国際的・広域的な役割を担う圏域の拠点・顔を目指すことや、誰にも使いやすい国際レベルのターミナル駅をつくることで、魅力と活力にあふれるまちをつくっていくことを宣言しています。
名古屋駅周辺は再開発によるオフィス人口が大幅に増えるのに合わせ、飲食、商業、娯楽など幅広い出店が進んでいますが、中部地区の有効求人倍率は高く、人手不足が深刻です。そのため人材獲得を有利に進めようと利便性の高い中心部にオフィスを移す動きが益々加速
ヒト・モノ・カネが集積する名古屋駅周辺はリニア中央新幹線開通に向け、首都圏の各都市と対等に競争するビジネス拠点へと進化を続けています。
中日新聞 2018年12月13日
中日新聞 2018年12月13日
目次へ戻る目次へ戻る

三大都市圏でも“狙い目”とされる全国の投資家から注目を集める「名古屋」。特に未開発の“名古屋駅西エリア”はその将来性を評価。三大都市圏でも“狙い目”とされる全国の投資家から注目を集める「名古屋」。特に未開発の“名古屋駅西エリア”はその将来性を評価。

交通の利便性が高い、高付加価値な名古屋中心部の新築マンション需要は拡大しています。東京は価格の上昇が続き、公示地価の最高価格地点の比較では2019年(平成31年)の1平方メートルあたりの価格は5,720万円とバブル期の1991年(平成3年)の3,850万円の地価水準を超えています。

一方、名古屋は2019年(平成31年)の1平方メートルあたりの価格は1,230万円とバブル期の1991年(平成3年)の2,800万円と比較しても依然としてバブル期の半分を下回っています。東京は地価と物件価格が高すぎて利回りが低いため、名古屋は東京と比較すると割安で利益を得やすい魅力あるエリアとして東京の投資家からも注目されています。

特に名古屋駅エリアの中でも、これから本格的な開発が進む西側エリアは都心居住の需要と相まって、東京でマンションを購入することと変わらない、新たな価値を生むエリアとして注目しています。

バブル期よりも割安感のある
「名古屋」の不動産価格

三大都市圏の最高価格地点比較
三大都市圏の最高価格地点比較
目次へ戻る目次へ戻る

名古屋駅では一次開発が終わった駅東よりも“これから開発”の駅西の地価が急上昇中。名古屋駅では一次開発が終わった駅東よりも“これから開発”の駅西の地価が急上昇中。

これまでは東側エリアが再開発に沸いている間も、西側エリア(駅西)は目立った変化はありませんでした。しかしリニア中央新幹線の開通に向け西側エリアの状況は大きく変わります。西側エリアがリニアと繋がることにより、駅の東側も西側も品川まで40分という利便性を享受できることになります。

現在、西側エリアはオフィスやインバウンド(訪日旅行)の需要を見越したホテル事業などが先行し、そこに昨年街開きを迎えた「ささしま地区」と直結する椿町線が開通したことで連続性が生まれ、西側エリアの開発に向けた機運が高まっています。インフラが良くなればさらに人も企業も集まります。

国土交通省公示地価資料より ※駅東:名駅1~4丁目、駅西:椿町・竹橋町・則武町・亀島町の平均国土交通省公示地価資料より ※駅東:名駅1~4丁目、駅西:椿町・竹橋町・則武町・亀島町の平均
国土交通省公示地価資料より ※駅東:名駅1~4丁目、
駅西:椿町・竹橋町・則武町・亀島町の平均
今後は現在の名古屋駅と交差する形で地下につくるリニア中央新幹線新駅上部空間を広場として整備し、地上部分を広場として街のにぎわいの「核」としてイベントなども積極的に展開します。オフィスで働く人や買い物客が憩える空間を作り災害時は避難空間として活用することで、緑豊かな防災を考えた街としても進化していきます。
同時に広場に接する部分も建て替えを促し、再開発を目指します。 益々魅力的なエリアとして西側エリアは、今後注目が高まることでしょう
JR東海管理地
JR東海管理地
JR東海管理地
JR東海管理地
今後は現在の名古屋駅と交差する形で地下につくるリニア中央新幹線新駅上部空間を広場として整備し、地上部分を広場として街のにぎわいの「核」としてイベントなども積極的に展開します。オフィスで働く人や買い物客が憩える空間を作り災害時は避難空間として活用することで、緑豊かな防災を考えた街としても進化していきます。
同時に広場に接する部分も建て替えを促し、再開発を目指します。 益々魅力的なエリアとして西側エリアは、今後注目が高まることでしょう

リニア駅周辺の面的整備
2027年完成 (用地取得等実施中)

※名古屋市資料をもとに作成
※名古屋市資料をもとに作成
広場配置予定図広場配置予定図
リニア関連施設はできる限り
広場空間と調和するように配置
※印箇所にリニア関連施設が配置される場合は、
広場とならない可能性あり
広場イメージ
広場イメージ
広場イメージ ※名古屋市資料より
広場イメージ ※名古屋市資料より
目次へ戻る目次へ戻る

マンション購入の観点からは“資産性+居住性”の両立が欠かせない。駅西は相対的に“割安さ”と“将来性”を持つ、都心居住適地と言える。マンション購入の観点からは“資産性+居住性”の両立が欠かせない。駅西は相対的に“割安さ”と“将来性”を持つ、都心居住適地と言える。

「住」のニーズに応える
コストパフォーマンスの高い駅西エリア

では名古屋駅周辺を「住む」エリアという観点で見るとどうか。最近のトピックとして都心回帰の動きにより、都心の商業エリアが居住区として見直されています。駅前周辺が日常の買い物をする場所だけでなく「住む場所」として存在感を増してきています。

時代の変化とともに住宅を購入する世帯は子供を通わせる学校区や住環境を優先させるファミリー世帯だけでなく、住環境よりも職住近接を優先させる単身世帯や、日常の買い物を徒歩圏で済ませられる快適さを求める高齢世帯が増え、これらの世帯も住宅の購入層となる世の中へと変化しています。

利便性が高まる西側エリアは先行する東側と比べて相対的に地価も割安であり、資産価値と利便性という2つの面で、名古屋駅から徒歩圏に住むメリットへの期待感は大きい。これから名古屋駅西側は都心生活の未来像を描く、魅力が大きいエリアと言えるでしょう。

「住」のニーズに応える
コストパフォーマンスの高い駅西エリア

米野公園
米野公園
目次へ戻る目次へ戻る

マンション価格高騰のなか、「価格」だけではなく資産としての「価値」を見極めることが大切。マンション価格高騰のなか、「価格」だけではなく資産としての「価値」を見極めることが大切。

現在、新築分譲マンション市場は人件費と建築費、そして地価の上昇で分譲価格の高止まりが続いています。今後も大都市圏での再開発に加えて、コンパクトシティ化を目指す地方圏でも駅前再開発が行われ、リニア中央新幹線などインフラ整備が断続的に続くことで建築費が下がることは当面は期待できず、今後も価格の高止まりが続くと予測されます

そのような状況での賢いマンション選びのポイントは“不動産は同じ「価格」であっても、立地によっては「価値」は同じではない”という認識を持つことです。駅近で利便性の高いマンションを購入し10年後も立地ポテンシャルが高いことで価格が下落しなければ、購入「価格」は高くとも中古価格は下落せず、「価値」が高いと言えます

反対に人気のない物件を値引きして安く購入しても、中古価格が下落し将来売れないという状況になれば住み替えができずライフプランに影を落とします。人生を取り巻く環境や志向の変化で生活に求めることは変化していきます。その為、ライフステージの変化に合わせて住み替えの可能性があることを意識してください。

今後は最適な住まいを選択する為に不動産の「現在価値」と「将来価値」を把握することが、これからの賢いマンション選びの鉄則となります

マンション選びの鉄則

マンション選びの鉄則マンション選びの鉄則
目次へ戻る目次へ戻る

駅西エリアに誕生する注目の最新物件をピックアップ